味覚を感じる舌の細胞は、幼児期(1歳~6歳)から学童期(7歳~10歳)に増えるとされています。この時期に様々な味を経験することで、食生活の基本となる味覚機能が形成され、健康なからだの基礎がつくり上げられていきます。味覚機能が形成されるこの時期にしっかりと野菜摂取の習慣をつけることで健康なからだをつくり維持していくための準備をしっかりと行っていきます。●成長期における野菜の役割 ・ビタミン・ミネラル…免疫力の向上・皮膚や粘膜・骨を作る ・食物繊維…便通を良くし体内の毒素を体外へ排出(体内環境を整える)
子どもが嫌がるものを大人のペースで無理に食べさせても、野菜ぎらいを本当に改善しているとは言えません。味覚形成期に食べものは「おいしい」、食べることは「楽しい」という記憶を脳に刷り込んでいくことで、野菜をはじめ、あらゆる食物に対する苦手意識が払拭され、自発的に食べる力が引き出されていきます。
・子どもが好きなメニューに入れる ・味を変える(濃くする/甘くする/カレー粉を使う) ・細かく刻み野菜が入っているのをわからないようにする ・他の食材と混ぜて調理する ・子どもが喜ぶカットや盛り付けにする ・子どもと一緒に料理する など [日本野菜ソムリエ協会調べ]
多忙な日常の中では、野菜を口にさせることだけで精一杯という保護者の皆さんもいらっしゃるのではないでしょうか。親子関係の中だけでは見えにくい野菜嫌 いの問題点を掘り下げ、自らすすんで野菜を食べられるように改善していくことは、ご家庭だけではなかなか難しいことなのです。そこで野菜ソムリエが、野菜 に関する専門的な知見を活かし、お子さまのペースで野菜に対する苦手意識を根本から取り除き、野菜嫌い改善に向けた基礎固めをしていきます。
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